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 スパロボとネギまについて、色々一人言。
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 前回の話を読んでいる前提で、今回は話を進めます。 ご了承下さいませ。

 魔法世界=火星。すなわち現実だとすると、
 現在において光学系などで観測されないのは何故か?
 といった疑問が、当然生じます。

 それを踏まえて、さらに一つの、大きな仮説を立ててみたいと思います。
 それは……

「魔法世界は、エヴァの別荘と同じ発想の世界にある」

 つまり、エヴァの別荘の世界版だということです。

 これならば、仮に世界サイズで球体が大きくなろうとも、サイズ的に家一軒にもならないでしょうから、
 十分、火星のどこにでも隠すことができます。

 また、210話にて8月19日の麻帆良学園の様子と、9月9日の魔法世界の様子が、交互に描写されています。
 これは、2つの時間の流れが異なる事を暗示しているのでは無いかと、捕らえることができます。

 時間の流れは同じでも「暦」は異なる ということです。

 簡単に考えると、ゲートを通ったことで「日付変更線を通った」と認識すれば良いと思います。
 時間の流れが異なる世界を繋ぐ魔法があるのだから、仕掛けによる大きな矛盾はありません。

 この仮説を成り立たせるのに、以下の情報をこんな風に考察・妄想しました。

※233話
233-08.jpg























 世界を終わらせる儀式が発動したシーンですが、これは完全魔法消去が母体となった儀式魔法であると提示されています。

 ここから私が想像したのは……

 世界が無に帰すという言葉は、すなわちいったん全てをゼロ~魔法的元素(造語)へと変換し、それを再び作り替えるものではないか?

 という推測です。 
 ※215話
215-18.jpg

















「ヤツらは世界を終わらせる」と、ラカンがクウネルの言葉を語りましたが、
この世界とは、当然、魔法世界のことです。

※220話
220-13.jpg



























 「この世界が始まったのと同じ力で、この世界に息づく魔法を終わらせていく」というセリフから、完全なる世界の造物主との繋がりが見えてきます。
そのキーワードとなるのが

 ・世界の始まり
 ・造物主と同種の力
 ・完全魔法消去
 ・黄昏の姫御子

 です。

※232話
232-09.jpg





 世界の鍵「黄昏の姫御子」とは、明日菜の事ですが、
 彼女の魔法完全消去能力が、儀式に絶対必要である事を示しています。

※233話
233-01.jpg












































 造物主とは、すなわち文字通りの意味として捉えた場合、世界を作り出したモノ、もしくは生物を作り出したモノと考えられます。
 すなわち、「始まりの魔法使い」という言葉の意味は、全てを造り出す意味があるのではないでしょうか?

 つまり、先の「世界箱庭説」を前提として考えると――

 造物主の行おうとする儀式は、明日菜の完全魔法消去を母体とし、

 全ての魔法、及び、魔法によって産まれた生命体を消去。

 全てが更地になったところで、造物主が始まりの魔法で、世界を思うように作り直す。

 つまり、
 惑星やそれに類する世界に魔法消去をかけるのではなく、魔法別荘型の箱庭をリセットして作り直す

 のではないかと、考えました。

 さらに 上の仮説より、もう少し妄想を働かせ……こんな事も考えました。

【アリカ姫と提督が語るであろう真実】

 アリカ姫が、ガトーに覚悟を問われたさいのこと。

 もちろん自国を崩壊させる意味合いも入っていたろうが、
 実はその後の政治を睨んで、他国を説得する材料として、もしくは当時の他国の執政官レベルで、

 「アリカ姫に全責任を被せる」ことを了承していたのではないだろうか?

 アリカ姫は、救国の英雄・赤き翼を抱えた国の姫である。
 もちろん国を崩壊させた亡国の姫となるわけだが、世界を救ったとなれば、当然誇ってもイイ話であるし、世界が讃えるであろう。

 ところが、蓋を開けてみれば世界を消滅させようとした大罪人。
 これは、明らかにおかしな話である。

 第一、赤き翼の面々が表だって救出にこなかったのも、おかしな話である。
 その辺りまでは、赤き翼も織り込み済みだったのではないだろうか?

 つまり「各国は国としてのメンツを得る」代わりに、戦時中でありながら手を結んで事に当たった。

 と、いう極めて政治的なお話だった、と。

 もちろん刑死は行われず、雄志によって秘密裏に解放され、アリカ姫は赤き翼に手渡されたのであろう。

 もちろん推測の話ではあるが、以下の2点を考慮に加えると、さらに穿った話が浮かびます。

 明日菜が追われるのは、もちろん

 明日菜を殺せば魔法世界の消失、儀式魔法は成立しなくなる

 故に各国の政府が、裏で刺客を要しているのは、国家安全を守るためにまず間違いのないところで。
 すくなくとも、TOPが知らなかったとしても、現代でいうCIAのような組織が、独断で動いたとかは有りそうな話で。

 逆に、完全なる世界ならば「奪取」は有っても殺害はあり得ないでしょう。

 だが、ナギと赤き翼の性格上、明日菜を切り捨てることなどできるはずもなく、国家を敵に回して追われて、
 命がけで彼女を守って闘ったのではないだろうか?

 そして、ネギの育ったウェールズの村への襲撃は、「完全なる世界」の攻撃ではなく、

 ナギをおびき寄せるため、もしくは明日菜を逃がしたナギへの、国家による報復行為だったのではないか?

 果たして、この仮説が真実を射抜いているか……
 今後のネギまを楽しみにしています。

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